AI時代におけるSEOの必要性
昨今、生成AIが徐々に日常に浸透し始め、お客様よりAI関連のご質問も多く頂くようになりました。
主なご相談内容は、「今後のSEOはどうなるのか?」「AIの適正化をどのように進めればいいのか?」等です。
現時点(2025年7月24日)でのiYakuの見解を以下にまとめさせて頂きます。
1. AI時代の検索体験はどう変わるのか?
2023年から本格化したGoogleのSGE(Search Generative Experience)
※検索時にAIからの回答が表示される機能。
そしてOpenAIの「ChatGPT+Web検索」などに代表されるように、検索体験はすでに大きく変わりつつあります。
キーワードを入力してリンクを辿るという従来のスタイルから、「質問 → 生成AIがまとめて答える」という形へ、リンクを踏まなくとも満足できるケースが増えてきました。
これはすなわち、**「クリックせずとも知識が得られる時代」**の到来を意味していると考えております。
2. 実際に、検索行動はどう変わっているのか?
AIがもたらす検索体験の変化は、すでに数字として表れ始めています。
例えば、SimilarWebとSparkToroの2024年の共同レポートによれば、Google検索のうち59.7%が「ゼロクリック検索」(ユーザーが検索後にいずれのリンクもクリックしない)となっています[¹]。これはAIや強調スニペットなどが検索結果ページ上で答えを提示してしまうことにより、サイト訪問そのものが減少していることを示しています。
さらに、First Page Sageの調査では、2022年から2024年にかけてオーガニックCTR(自然検索からのクリック率)が平均で約8〜10%低下しています[²]。特に1位表示されたページのCTRは2022年の39.6%から2024年には28.5%にまで減少しており、順位が高くてもクリックされない現象が顕著になっています。
つまり、「検索結果に出るだけ」では成果が出にくい時代に入りつつあり、SEOのアプローチも質・構造・体験価値を含む形に再設計する必要があります。
[¹]SparkToro & SimilarWeb, The Future of Zero Click Search, 2024
[²]First Page Sage, Organic CTR Benchmarks 2024
3. SEOは今後“駆逐”されていくのか?
結論から言えば、SEOが「完全に不要になることはない」と考えています。
しかし、今後のSEOの役割と位置づけは変化が起こると考えられます。
具体的には、従来の検索順位での勝負ではなく、AIに引用されることが重要な目的となる
“順位”より“文脈”や“信頼性”、“構造化”が評価される
つまり、SEOは「カスタマージャーニーの1つの接点」には変わらず残るものの、
従来の様な「順位を上げることを最重要とした設計」から「AI流入を含めたより包括的なマーケティング全体施策の1つ」へと変化すると考えます。
4 これからのSEOに必要な視点とは?
そんな中、SEOに今後必要とされるのはやはり「AIと共存するための最適化」です。
具体的には:
構造化データの徹底:FAQ、How-to、レビューなど「AIに読みやすい形式」を意識
ファクトに基づいた一次情報:生成AIが引用しやすく、信頼されるソースに
ブランド指名検索への対策:SEOではなく指名系と言われる固有名詞で検索される状態へ
E-E-A-T(専門性・権威性・信頼性・経験):コンテンツの信頼性は今後ますます重要視される
つまり、「AIに信頼され、引用される存在」になる。又、「AIに引用された“その後”にCVを獲得できる設計」が、次のSEO戦略の重要な要素となります。
5. iYakuが目指す今後のサポート軸
iYakuでは従来のSEO対策に加えて、次のような新たな支援も始めています:
AI検索最適化(SGE・ChatGPTへの対応)
E-E-A-Tを意識した記事監修・専門性強化
業界別テンプレート(金融・IT・不動産など)の内製支援
GA4+Looker StudioによるAI可視化・意思決定支援
変化する時代に合わせて、検索だけに依存しないWeb戦略をご提案しています。
AI時代においてSEOは「過去のもの」ではなく、「進化すべきもの」だと考えています。
私たちはSEOを“入り口の1つ”として、次のビジネスの起点を創るお手伝いをこれからも行っていきます。

